2017年02月06日

東京2日旅・2日目/「スタンダップコメディ寄席」と清水宏の狂気

昼になんとか起きてホテルを出る。池尻大橋の友人宅へ。夕方まではお喋りしておでんをご馳走になってのんびりと。その後、友人夫婦と3人で本多劇場へ。徒歩15分。劇場前で川田と合流。

スタンダップコメディ協会主催「スタンダップコメディ寄席」。スタンダップコメディ協会の清水宏、ぜんじろう、ラサール石井と、落語家の春風亭一之輔、立川談慶、林屋彦いちの6人によるスタンダップコメディライブ。冒頭、予想通り、待ってましたとばかりにオレンジジャージの清水さんが客席から出てきて客を煽る。盛り上がったところでぜんじろうさんからスタート。ぜんじろうさんのシニカルなトーク(&ドヤ顔(笑))。談慶さんの話の見事な下げ方とマッチョなボディ。ラサールさんをして予定時間の3倍喋らせるユートピアのホープさんの話。中入りのあと、彦いちさんの引きの強い話と立っているだけでその続きを待ってしまう佇まい。一之輔さんのやや照れながらのSな客煽り。しかし何がすごいって、それらの出演者の誰もに「清水宏はキ〇〇イだ」と言われ、期待されてるんだか怖がられてるんだかわからない、怖いもの見たさのような雰囲気になった観客の前にトリとして出てきた清水さんは、その期待だかなんだかを力にするわけでもプレッシャーにするわけでもなく、ひたすら内なるテンションでその場を完全にオレンジ色に染めて(でも本人は黒ジャケット&白Tシャツだった)、「おもしろい! でも説明できない!」といういつもの感情をお客さまに残して颯爽と去っていくかと思いきや、カーテンコールでテンションが上がって客席のイスの背を渡って走るという、大人なんだか子どもなんだかわからない、いや、子どもでもそんなことしないよなー、そんなパフォーマンスをやってのけたあと、照れたように小さく手を振ってみんなに深々とお辞儀をして投げキスをした。やっぱりキ○○イかもしれない。

「すごい! でも説明できない!」「なんだかわからない! でもおもしろい!」 これって、何か新しいものが生まれようとしている、まだ名づけられていない何かが動き始めている、まさにその瞬間に出てくる言葉なのではないだろうか。説明できない、だから、観てもらうしかない。でも観てもらうには、説明しなくてはならない。そのジレンマを抱えながら私はきっとこれらかも清水さんを応援し続けるだろう。と、清水さんに言ったらきっと「ぼちぼちとね」と笑顔で返されるだろうけど。

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posted by 植田良子 at 17:38| 香川 ☀| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする